顎関節症・顎関節脱臼・唾石症の症状と治療法

顎関節症・顎関節脱臼

顎に過度の負担をかけた場合におこる顎関節症、顎の関節が外れる顎関節脱臼、唾液の中の石灰分が沈着して唾石となる唾石症の症状と治療法

顎に過度の負担をかけた場合におこる顎関節症

顎に過度の負担をかけた場合におこる顎関節症

 

受診科

耳鼻咽喉科・口腔外科

 

原因

咬み合わせが悪かったり、必要以上に強くかみしめて、顎に過度の負担をかけた場合におこる顎関節の機能障害です。

 

症状

物を噛んだり、口を大きく開けたりしたときに、両耳の穴の前方にある顎関節部に、関節がこすれるような異常な雑音を伴う痛みがあります。
また、人によっては、顎関節部の異常だけでなく、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出る場合があります。

 

治療

顎に負担がかかる硬い食べ物を避けるようにして、噛み合わせの調整や、温熱療法、電気刺激法など、必要に応じた理学療法が使用されます。
薬剤としては、抗炎症剤が使われます。

 

顎の関節が外れる顎関節脱臼

原因

急に大きく口を開けたり、不自然なあごの使い方をしたために、顎の関節が外れることをいいます。いわゆる顎が外れることです。

 

症状

口が閉じられずに唾液が溢れてきます。
頬骨のすぐ下に脱臼した下顎頭が突き出し別人のようになります。

 

治療

専門の知識がないと危険なので、必ず専門医に整復してもらいましょう。
慢性化した場合は、手術が施される場合もあります。

 

唾液の中の石灰分が沈着して唾石となる唾石症

原因

唾液管や唾液腺の炎症がもとで、唾液の中の石灰分が沈着して唾石となるためにおこります。
特に中年の男性に多い病気です。

 

症状

食事のときなどに、突然、口の中に激しい痛みが走ります。
唾石が唾液の流出を妨げてしまうためです。
さらにひどくなると額下部が腫れ、舌が動かせなくなります。

 

治療

手術をすることで、唾石を除去します。


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