胃腸炎がおきる食中毒の種類と症状・治療法|知っておき隊

食中毒の種類と症状

食中毒は食品についた細菌や化学物質を間違ってたべたりすることで起きる急性の病気です。胃腸炎がおきるので、嘔吐や腹痛・下痢などの症状が一般的です。食中毒の応急処置は水を大量に飲み胃の中のものを吐くようにします。

食中毒の種類

食中毒

 

食中毒は食品についた細菌や化学物質を間違ってたべたりすることで起きる急性の病気です。
胃腸炎がおきるので、嘔吐や腹痛・下痢などの症状が一般的です。

 

食中毒には多く分けて細菌性食中毒と化学性食中毒の2つがありますが、
食中毒の中で一番多いのは細菌性食中毒で、全体の8割から9割を占めます。
細菌性食中毒には、発生の仕方から「感染型」と「毒素型」に分かれます。
化学性食中毒もフグや、毒のある時期の牡蠣、キノコや山菜など、動植物性の自然毒によるものと、
農薬や鉛など、化学物質によるものに分かれます。

 

細菌性食中毒の感染型

細菌性食中毒の感染型の方は菌が増殖して汚染されたものを食べることで、
腸の中でさらに菌が繁殖して発症します。
病原菌にはサルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクター菌などがあり、潜伏期間は12時間〜丸1日で高熱と共に発症します。

 

細菌性食中毒の毒素型

毒素型は食品の中で菌が増殖するとともに、毒素がつくられ、その毒素が胃や腸で中毒を起こします。病原菌にはブドウ球菌、ボツリヌス菌などで、12時間以内の潜伏期間で発熱を伴わずに発症します。

 

食中毒の治療と予防

食品に細菌がいても中毒を起こす数までに達していない場合には発症しないのです。
食中毒の治療は医師にかかることですが、応急処置としては、安静にして、水を大量に飲み、
胃の中のものを吐くようにします。そもそも、下痢をするので脱水症状になってしまいますから、
水やぬるま湯などで水分を補給する必要があるのです。

 

また、食中毒を防ぐには、暑い気候のときは生ものには注意して、低温で保存し、
料理には新鮮な材料を使うようにし、料理前には手を洗うようにします。


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