急性・慢性リンパ節炎の原因と症状

急性・慢性リンパ節炎

リンパ節が急性の炎症をおこして腫れる急性リンパ節炎、リンパ節の炎症が長期化する慢性リンパ節炎の症状と治療法

リンパ節が急性の炎症をおこして腫れる急性リンパ節炎

リンパ節が急性の炎症をおこして腫れる急性リンパ節炎

 

受診科

外科・外科

 

リンパ節は、リンパ管の首やわきの下などを中心に約500個以上あります。
リンパ液に運ばれて身体を流れてきた細菌などを、せき止めてリンパ球と戦わせて全身への感染を防ぎます。

 

原因

細菌などの感染により、リンパ管が炎症をおこすと、リンパ節も急性の炎症をおこして腫れます。リンパ節が腫れるのは悪性リンパ腫と呼ばれる腫瘍の場合と、細菌などに感染によるものです。
もっとも多いのは、ウィルスや細菌による感染です。

 

症状

感染したところの近くのリンパ節が急に腫れて硬くなり、手で押さえるとグリグリと異物感があり痛みがあります。
喉の感染なら首のところのリンパ節が腫れますし、足を怪我すると、下肢の付け根のリンパ節が腫れます。

 

治療

病巣を治療して、リンパ節を冷やします。感染が治癒すれば腫れもひきます。
感染治療には抗生物質を投与しますし、リンパ節の膿を出すなら切開手術を行います。

 

リンパ節の炎症が長期化する慢性リンパ節炎

原因

既に病気をおこして、その影響でリンパ節の刺激が反復したり、
急性リンパ節が治らなかったりして、リンパ節の炎症が長期化するもので、
肺結核に伴う結核性リンパ節などがあります。

 

症状

急性リンパ節と同じく、リンパ節が腫れて、押すと痛みがあります。

 

治療

原因となっている病気の治療を優先します。
急性リンパ節と違って病気が治っても、リンパの腫れが長期間引かない場合もあります。


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