急性膵炎と慢性膵炎・痔の治療を助ける食事療法

膵臓の食事療法

胆石症は胆汁の通り道の胆道に結石ができる病気です。胆のう炎は胆のうに細菌が感染するもので、急性と慢性があり、悪寒や吐き気が現れて高熱がでます。胆管炎は、胆管内に細菌が感染するもので、胆石が胆管に詰まって発症します。

急性膵炎の食事療法

急性膵炎は、すい臓から分泌される膵液に含まれる消化酵素が、すい臓そのものや周囲の臓器を消化して炎症を起こしてしまうもので、腹部と背中に痛みが発生します。

 

食事療法のポイント

バランスの良い食事で十分な栄養と適切なエネルギーを摂ります。
ただ、過食によって肥満にならないように注意します。

 

急性期は絶食・絶飲水にする

膵臓を休ませるために、絶食と絶飲水を守り、症状によって、重湯などの流動食からお粥をとるようにします。急性期には医師の指示により入院治療が必要です。

 

脂肪を控える

発症時には、脂肪を多く含む肉や魚はもちろん、調理用の油も避けます。
症状が回復するにつれ、少しずつ摂るようにします。

 

たんぱく質も控える

発症時には蛋白質を1日に10グラム以下にし、回復したら、50グラム程度に戻します。

 

ビタミンC、E、ミネラルを補給する

膵臓の機能回復には、ビタミンCとE、そしてミネラルとしてはマグネシウムが効果があります。

ビタミンC

結合組織生成、アミノ酸の代謝を助け、病原菌の抵抗力をつける

柑橘類いも類緑黄色野菜

【柑橘類】【芋類】【緑黄色野菜・淡色野菜】

ビタミンE

脂肪の酸化を防いで老化を防止する

ナッツ類・大豆・胚芽植物油

【ナッツ類・大豆・胚芽】【植物油】

マグネシウム

骨を形成する成分

玄米そばナッツジャガイモ

【玄米】【そば】【ナッツ】【ジャガイモ】

 

慢性膵炎の食事療法

急性の膵炎を何度か繰り返すうちに、膵液の消化酵素が膵臓の細胞を消化して、線維化して硬くなり、膵液の分泌機能が低下するものです。

 

進行すると、代謝に障害が現れて、糖尿病になることもあります。
急性と同じように腹痛な主な症状で、食欲不振、嘔吐、黄疸なども現れます。

 

食事療法のポイント
脂肪を控える

慢性膵炎でも、脂肪が急性膵炎発作を促すため控える必要があります。

 

高たんぱく低脂肪の食事をする

蛋白質は膵臓の機能回復に有効で、脂肪の少ない良質なたんぱくを卵、乳製品、肉、魚、豆類から摂ります。

たんぱく質

熱やエネルギーになり、身体組織を作る

牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品

【牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品】

 

アルコールや香辛料は控える

アルコールや香辛料は腹痛をおこす原因となるので避けるようにしてください。

 

ビタミンとミネラルを補給する

膵臓の機能回復には、ビタミンとミネラルが有効で、野菜や果実を多く摂るようにします。
急性膵炎を参照してください。

 

痔の食事療法

痔には肛門の粘膜が切れる裂孔、イボのような静脈瘤ができる痔核、肛門に小さな穴が開いて膿が流出する痔ろうなど、種類があります。出血があったり痛みがあったりします。

 

食事療法のポイント
食物繊維をとる

痔の原因であり、進行させる要因に便秘があります。
便秘を防ぐため、排便を促す作用のある食物繊維を多く摂る必要があります。
野菜、豆類、芋類、海藻など毎日食べるようにします。

食物繊維

腸に影響を与える

腸に影響を与える食物繊維

【ごぼう】

 

アルコールや香辛料は控える

アルコールや刺激のある食品は、痔を悪化させ、痛みを増す作用があるので避けるようにしてください。

 

ビタミンCやEを十分補給する

ビタミンCには、血管や肛門の皮膚を強化する作用があります。
ビタミンEは、粘膜や血管を強化し、血行をよくするので、便秘を予防し痔のうっ血を改善します。

ビタミンC

結合組織生成、アミノ酸の代謝を助け、病原菌の抵抗力をつける

柑橘類いも類緑黄色野菜

【柑橘類】【芋類】【緑黄色野菜・淡色野菜】

ビタミンE

脂肪の酸化を防いで老化を防止する

ナッツ類・大豆・胚芽植物油

【ナッツ類・大豆・胚芽】【植物油】

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