乳児・子供・若年層に多い髄膜炎は死亡率が高い|症状と治療法

髄膜炎の症状と治療法

髄膜に炎症が起きる化膿性髄膜炎、化膿性髄膜炎の一種である流行性脳脊髄膜炎、結核菌が髄膜に達して炎症を起こす結核性髄膜炎と髄膜炎といっても多数あります。頭痛はもちろんのこと、背中が硬くなり首を曲げると痛いのです。

髄膜に炎症が起きる化膿性髄膜炎

髄膜に炎症が起きる化膿性髄膜炎

 

受診科

神経内科・内科

 

肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌、大腸菌などの細菌感染によって、
脳髄および脊髄を覆う髄膜に炎症が起きる病気です。

 

原因

化膿性髄膜炎の菌は、中耳炎や副鼻腔炎や肺炎などの病巣から、
血液で運ばれたり、直接、感染したりします。

 

症状

高熱と寒気があり、ひどくなっている場合は、頭痛と吐き気があります。
髄膜炎に共通する初期症状です。
特に頭痛は頭が割れそうになるほど痛いものです。

 

次の症状は背中の痛みや首の後ろが張って硬くなり、首を前に曲げると痛いです。
炎症が脳に到達すれば、意識不明になったり、けいれんをおこします。

 

治療

解熱剤や鎮痛剤を使い、感染の元になっている菌に効果がある抗生物質を投与します。
治療が速くて、他の疾患が重度でなければ、1か月ほどで完治します。
しかし、治療が遅ければ、重症になって死亡率が高くなり、治っても中枢神経系の後遺症があります。

 

化膿性髄膜炎の一種である流行性脳脊髄膜炎

原因

髄膜炎菌という細菌の飛沫感染でおきる化膿性髄膜炎の一種で、
生命にかかわる危険度が高いので、法定伝染病に指定されています。
幼児や青年に多い病気で死亡率も高いのです。
伝染性が高く知能低下などの後遺症を残すことが多い病気です。

 

症状

高熱と寒気があり、ひどくなっている場合は、頭痛と吐き気があり、
背中の痛みや首の後ろが張って硬くなり、首を前に曲げると痛いです。
皮膚には、赤い斑点がでたり、腰痛や下痢も起きます。

 

治療

解熱剤やステロイド剤を使い、感染のもとになっている菌に効果がある抗生物質を投与します。嘔吐が激しい場合は、点滴で水分を補います。

 

結核菌が髄膜に達して炎症を起こす結核性髄膜炎

原因

肺・リンパ節・骨・腎臓などの結核病巣から、結核菌が髄膜に達して炎症を起こします。
結核菌の初感染後、1年経過しないうちに起こることが多く、患者は乳児・子供・若年層が多いのです。
死亡率も高く、治っても知能低下などの後遺症が残る場合があります。

 

症状

食欲不振、不機嫌、興奮などの症状が出てから、頭痛や発熱が起きて何度も嘔吐します。首の後ろが硬くなって、曲げると痛みがあります。

 

体重減少などもあり、重症になると、意識が薄れてうわごとを言うようになります。

 

治療

入院して安静にして、抗結核剤やステロイド剤などの薬物を使用します。


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