慢性関節リウマチと骨粗鬆症

慢性関節リウマチは、複数の関節が痛むようになり、次第に関節が変化してくる病気で、
自己免疫が原因と考えられるものの、はっきりした原因は解明されていません。

 

食事療法のポイント

全身の慢性炎症疾患でもあるので、良質のタンパク質を摂る必要があります。

 

肥満も痩せすぎも関節に負担がかかり、摂取エネルギーを調整して肥満や痩せすぎを解消します。

 

慢性関節リウマチは、貧血や骨粗鬆症を合併する可能性があります。
その予防にビタミンB12やビタミンC・Dなどと、鉄やカルシウム、などのミネラルをたっぷり摂る必要があります。

 

骨粗しょう症の食事療法

骨粗しょう症は、骨からカルシウムが溶け出し、骨の中がスカスカになり骨折しやすい状態になります。原因の殆どは老化ですが、若いときからの食生活の影響も大きいのです。

 

特に、閉経後の女性では、女性ホルモンによる骨強化作用が著しく減弱しますので、骨粗しょう症の症状がよく見られます。

 

食事療法のポイント

小魚、乳製品、大豆製品、青菜などを食べ、中でも牛乳はカルシウム分やビタミンDを含む最適な食品です。

 

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けたり、骨からのカルシウムの溶出を防ぎます。魚やシイタケを食べましょう。

 

タンパク質が不足すると、カルシウムの吸収が悪くなり、逆に多すぎるとカルシウムを体外へ逃がしますので、1日80グラムを目安に適切にとります。