血液像・血小板数・赤沈検査で判明する病気

血液一般検査

便潜血反応検査は、便の中に血液が混じっているかどうかを調べ、虫卵は寄生虫に感染しているかどうかを調べます。

血液でわかる検査

血液像検査

血液像検査

白血球のうち重要なものには、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球などがあります。

 

病気になると、疾患の種類により、血液の形が変化します。
血液像検査では、これらの増減を調べ、診断の参考にします。

 

判明する病気
  • 好中球増加:肺炎、心筋梗塞、火傷
  • 好酸球増加:寄生虫病、喘息
  • リンパ球増加:伝染性単核症、結核、百日咳
  • 単球増加:ホジキン病、肺結核

 

血小板数検査、赤沈検査などと組み合わせて診断します。

 

血小板数検査

血小板数検査

血小板の数が正常かどうか診断します。
血小板は出血時に血を止める働きをしているため、数が不足すると、出血が止まらなくなったりします。

 

血小板数の正常値

成人の男女:血液1立方ミリあたり、13万〜40万個

 

判明する病気

血小板減少性紫斑病、白血病、再生不良性貧血、敗血病、播種性血管内血液凝固症候群(DIC)

 

受診の季節や病院の違いによって検査結果が違うことがあります。

 

赤沈検査(血沈)

赤沈検査(血沈)

赤沈検査は、健康診断などでのスクリーニング検査に使われており、様々な疾患の程度や状況を知るうえで効果的です。

 

試験管の中に抗凝固剤を混ぜた血液を入れ、それを立てると、赤血球が下に沈み、赤血球が1時間に何ミリ沈むかで病気の状態が判断できます。

 

判明する病気

感染症、多血症、貧血、肺結核

 

この検査だけでは診断が決定しないので、異常値の場合は、精密検査を受けます。

スポンサーリンク