アレルギー反応検査と骨量検査で判明する病気

アレルギーと骨量検査

アレルギー反応検査は、アレルギー反応が病気の原因になっているか、その抗原は何かということを調べるために行われます。骨粗しょう症は、初期にはほとんど自覚症状がないため、早期の診断には特殊な装置を用いた骨量検査が必要になります。

糖尿病や腎機能の検査

アレルギー反応検査

アレルギー反応検査

身体には異物が体内に侵入してくると、抵抗物質を作って身体を守って、異物を体外に排出しようとする抗体という働きがあり、この仕組みを免疫といい、抵抗物質を抗体といいます。

 

アレルギー反応とは、この抗体が必要以上に抗原に強く反応したり、必要もないのに抗体ができてしまったりすることです。

 

アレルギー反応検査は、アレルギー反応が病気の原因になっているか、その抗原は何かということを調べるために行われます

 

血液像検査

白血球中の好酸球の割合を調べ、アレルギー疾患があると好酸球が増加します。正常値は5%以下です。

 

皮膚反応検査

疑いのある抗原を直接、患者の皮膚に入れて、その反応をチェックし、抗原の特定を行います。検査法には皮膚反応、貼付試験があり陰性なら正常です。

 

RAST法

特異IgE抗体(免疫グロブリンEで免疫反応に関係するタンパク)測定法で、血清中の抗原量を測定することができます。

 

判明する病気

ダニ、アレルギーの気管支喘息、花粉症、薬剤アレルギー

 

アレルギー反応検査は、アレルギー専門医がいる病院で診察を受ける方が望ましく、健康診断、人間ドックでのアレルギー検査は、通常、血液像検査のみです。

 

骨量検査

骨量検査

骨量が減少し、骨がスカスカになる病気を骨粗しょう症といいます。
骨粗しょう症は、初期にはほとんど自覚症状がないため、早期の診断には特殊な装置を用いた骨量検査が必要になります。

 

検査法には、超音波法、DEXA法(二重エネルギーX線吸収法)などがあります。

超音波法

超音波法は、膝やかかとの骨に超音波を送り反応をチェックする検査で、正常値は82以上です。

DEXA法

DEXA法ではX線撮影を行い、コンピュータでデータを数値化し、骨量の基本数値は年齢で決まっているので、その数値をデータを比較することで骨量の測定をしますが、正常値は0.923g/平方センチ以上です。

 

判明する病気

骨粗しょう症

 

骨粗しょう症にならないためには、若いころからの生活が大切です。
適度な運動、アルコールの節制、ストレスや疲労を溜めず、バランスのとれた食事を摂り、特にカルシウムを摂るようにします。

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