血を吐き咳を伴う吐き気を伴う症状の病気

血を吐く症状

血を吐くのも怖いですが、吐き気も伴う吐血、咳したさいに血を吐く喀血と、それぞれの症状による病気です。

伴う症状

吐き気を伴う(吐血)

疑われる病気 主な症状
食道炎 食道炎(しょくどうえん)は、胸やけがしたり、食物を飲み込むときに胸骨の後が痛む
食道潰瘍 食道潰瘍(しょくどうかいよう)は、食べたときに感じるつかえ、胸やけ、差し込むような痛み、嘔吐などの症状を訴え、服用したカプセル薬剤がのどに留まり、食道の粘膜を痛めておこることが多い
食道静脈瘤 食道静脈瘤(しょくどうじょうみゃくりゅう)は、食道粘膜に出来た静脈瘤が硬い食物や咳などの刺激で破裂すると大出血して大量に吐血する
急性胃炎 急性胃炎では、みぞおちの痛み、吐き気、嘔吐などの症状が現れ、症状の現れ方が急激
慢性胃炎 慢性胃炎は上腹部のもたれや胃の不快感などがあり、空腹時や食後に胃痛や吐き気がある
胃潰瘍 胃潰瘍(いかいよう)は、みぞおちの痛み、吐血や下血、胸やけ、げっぷなどが見られ、腹痛は食後におこりやすい
十二指腸潰瘍 十二指腸潰瘍は、みぞおちの痛み、胸やけ、出血、吐き気などで、痛みや空腹時や夜間に起こることが多い
胃がん 胃がんは、胃痛、上腹部の鈍痛、胸やけ、食欲不振、体重減少などが見られ、特有の自覚症状はなく、早期では症状が出ないことも多い
マロリー・ワイズ症候群 マロリー・ワイズ症候群は、激しい嘔吐を繰り返した後に大量の鮮血を吐血し、アルコールを大量に飲んだ後に起こることが多い

 

咳・痰・呼吸困難を伴う(喀血する)

疑われる病気 主な症状
気管支拡張症 気管支拡張症(きかんしかくちょうしょう)は、慢性的な咳と痰が主な症状。痰は膿状で、しばしば血痰が出る場合がある。咳は午前中に多く、発熱や胸痛がみられることもある。
急性肺水腫 肺水腫(はいすいしゅ)は、喘息発作がおこり、ピンク色の泡沫または血性の痰が出て、寝ていると苦しく、呼吸困難は特に睡眠中に発症しやすい。重症になると低酸素血症になる
肺血栓塞栓症 肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)は、急激な呼吸困難、胸痛、咳、血痰、頻脈、不整脈などがみられ、肥満、高齢、長期間病床に伏せている人に多く低酸素血症をきたすこともある
肺動静脈? 肺動静脈?(はいどうじょうみゃくこぶ)は、脳と同様に肺でも動脈と静脈にバイバスができ、静脈内圧が高まり、血痰や喀血をし、呼吸困難を伴う
肺がん 肺がんは、呼吸困難、咳、痰、血痰、胸の痛み、発熱、倦怠感、呼吸困難などがあり、重症になると低酸素血症になる

 

血を吐く

疑われる病気 主な症状
肺炎 肺炎(はいえん)は38度前後の発熱・悪寒・咳・痰・胸痛などがあり、高齢者や慢性病患者では症状がわかりづらく発熱しないこともある。
肺化膿症 肺化膿症(はいかのうしょう)は、発熱や悪寒、咳、痰、息苦しさ、喀血などがあり、痰は膿性で悪臭を伴い、重症になると低酸素血症になる
肺結核 肺結核(はいけっかく)は、初期にはほとんどが無症状で、病気が進行してくると、咳、痰、胸痛、血痰、発熱、寝汗、息切れ、呼吸困難などがみられる
グッドバスチャー症候群 グッドバスチャー症候群は、肺出血を伴った糸球体腎炎、肺は出血を伴った間質性炎で腎病炎は進行性で、血痰、喀血、息切れ、貧血などが見られ、発症は30歳代の男性が多く、低酸素血症になる
紫斑 紫斑(しはん)は、皮膚の紫斑、歯茎や鼻からの出血、リンパ節の腫れなどがみられる
血友病 血友病(けつゆうびょう)は、ちょっとしたことで出血しやすく、なかなか血が止まらないなどの症状をきたす
白血病 白血病(はっけつびょう)は、出血、貧血、発熱が三大症状ですが、その他にも、倦怠感、リンパ節の腫れ、神経症状などが現れることもある

 

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