けいれんが起きると同時に意識がある・ない事前に発熱や頭痛がある症状の病気

けいれんが起きる症状

けいれんが起きるとき、意識があるかないか、さらに痙攣が局所的で筋肉のけいれんなのか、痙攣をおこす前に発熱や頭痛を起こしたかなどの条件で病気が違ってきます。

痙攣の状況

意識があって全身がけいれんする

疑われる病気 主な症状
ヒステリー ヒステリーは、手足の震え、全身のけいれん、歩けない、立てない、目がみえない、耳が聞こえない、顔が朦朧とするなどの症状が現れる
過換気症候群 過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)は、動悸、顔面や手足のしびれ、視力障害、頭痛などがおこって不安感があり、浅い呼吸を繰り返すうちに益々苦しくなって症状が悪化する
低カルシウム血症 低カルシウム血症は、手足の筋肉が痛みを伴って痙攣し、ひどい場合には痙攣が全身に及ぶこともあり、抑うつ、情緒不安定、脱毛、皮膚の乾燥などもある
破傷風 破傷風(はしょうふう)は、怪我をした後、全身のだるさや、食後に顎にだるさを感じたり、口や胴体・手足の筋肉がこわばり、不安感や不眠、微熱などが生じて全身に痙攣がみられる

 

筋肉の局所のけいれんがあり意識はある

疑われる病気 主な症状
こむら返り こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が硬く緊張して痛むもので、足がつった状態をいい、過労、水泳中、妊娠後期などに起こりやすい
チック症 チック症は、顔や手足の筋肉がぴくぴく動き、顔をしかめる、口を開ける、首を振る、体をよじるなどの特定の筋肉が無意識的に動くが睡眠中はおこらない

 

意識がなくなって痙攣がおきる

疑われる病気 主な症状
真性てんかん 真性てんかんは、声を上げて倒れ、初めは手足を伸ばした痙攣、続いて手足を曲げたり伸ばしたりする痙攣がおこり、収まると眠りにつき、発作中は口から泡を吹き白目をむく
脳梗塞 脳梗塞(のうこうそく)は、半身の麻痺や感覚障害、言語障害、視野障害、けいれんなどがみられる
低血糖症 低血糖症は、糖尿病でインスリンや経口血糖降下剤を使用中に異常な空腹感、脱力感、手足の震えなどが現れ、進むと意識がもうろうとしたり、痙攣がおこったりする
アダムス・ストーク症候群 アダムス・ストーク症候群は、突然、目の前が真っ暗になり、手足の力が抜け、失神して倒れ、痙攣をおこすこともある
尿毒症 尿毒症(にょうどくしょう)は、頭痛、貧血、体重減少、全身倦怠感、吐き気、色素沈着、呼吸困難、けいれんなどの症状がおきる
各種の中毒 各種の中毒とは、アルコール中毒、一酸化炭素中毒、キノコ中毒などで、痙攣がおきる
子癇
妊娠中毒症
子癇は重症の妊娠中毒症で、全身に痙攣がおこることがある

 

痙攣をおこす前に発熱や頭痛を起こし意識がなくなる

疑われる病気 主な症状
頭部外傷後遺症 頭部外傷後遺症は、障害の程度がひどいと意識消失、手足の麻痺、痙攣がおこることがある
ウィルス性脳炎
髄膜炎
ウィルス性脳炎・髄膜炎は、発熱、頭痛、吐き気、意識障害、けいれん、麻痺などがみられ、髄膜炎では首の後ろが硬く張り、前に曲げようとすると、抵抗があるのが特徴的。
脳膿瘍 脳膿瘍(のうのうよう)は、全身疲労、貧血、眠気がおこり、進行すると、頭痛、めまい、二重に物が見える、けいれん、意識障害がある
脳静脈洞血栓症 脳静脈洞血栓症は、頭痛、発熱、吐き気、嘔吐、意識障害、手足の麻痺、痙攣がおきる
脳内出血 脳内出血は、突然、手足の動きが悪くなり、激しい頭痛が次第に大きないびきをかいて眠るなどの症状になる
もやもや病 もやもや病は、短時間に浅い呼吸を繰り返したときに突然、片方の手足が麻痺したり、意識障害、痙攣がおきる
脳膿瘍 脳膿瘍(のうのうよう)は、全身疲労、貧血、眠気がおこり、進行すると、頭痛、めまい、二重に物が見える、けいれん、意識障害がある
脳動静脈奇形 脳動静脈奇形(のうどうじょうみゃくきけい)は、突然の頭痛、嘔吐、手足が動かしにくいなどの症状がある

 

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