手足が痛い・痺れる・震える・麻痺する症状の病気

手足の異常

手足の関節が痛い、関節以外が痛い、手足がしびれる、震える、麻痺する症状の病気

症状で違う病気

手足の関節が痛い

疑われる病気 主な症状
捻挫・骨折 捻挫は安静にしていれば1〜2週間ほどで痛みがとれるが、腫れがひどく痛みが続く場合や関節が不安定な場合は骨折のこともある
スポーツ障害 テニス肘、野球肩などすぽーつによる打撲、捻挫、脱臼、骨折がある
慢性関節リウマチ 慢性関節リウマチは、朝、起きた時、手や手指の関節がこわばるのが典型的な症状で、微熱、倦怠感、体重の減少で始まり、やがて特定の関節の腫れや痛みが現れて、他の関節にも広がっていく
リウマチ熱 リウマチ熱は、発熱や関節の痛み、腹痛などがみられ、身体にピンク色の発疹が出たり、皮下に小さなグリグリができることもある
痛風 痛風は足の親指の付け根に突然強烈な痛みがおこり、熱感を伴って腫れ、進行すると、身体中の多くの関節が同時に腫れて痛むようになり、その周囲にコブのような腫れができる
変形性関節症 変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)は、膝、肘、股などの関節に炎症が生じて痛む
腱鞘炎 腱鞘炎(けんしょうえん)は、指を曲げたり伸ばしたりするときに痛みがあり動かしにくい
膝内障 膝内障は、スポーツや事故によって膝関節がダメージを受け、痛む、動かしにくい、水がたまるなどの症状が現れ、精査することにより半月板損傷、じん帯損傷、脱臼などに鑑別される
化膿性関節炎 化膿性関節炎は、発熱と共に患部が赤く腫れあがり、熱を持って激しく痛む、進行すると、関節が動かせなくなる
大腿骨骨頭壊死 大腿骨骨頭壊死は、股関節から膝関節にかけて痛み、進行すると関節の機能障害がおきる
強直性脊椎炎 強直性脊椎炎は、背中のこわばりや腰や背中の痛み、疲労感を感じ、腰痛は安静にしても軽減せず、むしろ悪化するのが特徴的
関節水腫 関節水腫は、関節が腫れて水が溜まり、発症が若い女性に多く月経が来ると悪化する
関節結核 関節結核は、関節が腫れ上がって痛み、進行すると患部が動かしにくくなり、周りの筋肉が萎縮する
偽痛風 偽痛風は、関節が腫れて痛み、痛風のように激痛の発作が起こるものと運動時に痛みを感じるものがある
解離性骨軟骨炎 解離性骨軟骨炎は、激しいスポーツなどで関節に力がかかり、軟骨の一部が離れて関節内遊離体となる疾患で野球の投手が多い
強皮症 強皮症(きょうひしょう)は、指先の血行が悪くなって、指先のむくみや関節のこわばりがおきたり、しだいに皮膚が硬化してロウが張り付いたように光沢を帯びる
ライター症候群 ライター症候群は、結膜炎、急性尿道炎、関節炎がおこる
血友病 血友病(けつゆうびょう)は、ちょっとしたことで出血しやすく、なかなか血が止まらないなどの症状をきたす

 

手足の関節以外が痛い

疑われる病気 主な症状
こむらがえり こむらがえりは、ふくらはぎに一時的な強い痙攣がおこり、足がつっぱり、運動中や連動した日の睡眠中におこりやすい
肉離れ 肉離れは、無理な力が加わったことによって、筋肉の一部が断裂するもので、重い場合は激痛がおこり、断裂した部分が腫れたり指で触るとへこんでいたりする
坐骨神経痛 坐骨神経痛は、身体を動かしたときや足を曲げたときなどに、お尻から足の裏側にかけて鋭い痛みが走り、腰痛を伴うことが多い
上腕神経痛 上腕神経痛は、上腕神経が腕を伸ばして後ろ上方にあげたときに刺激されて腕に痛みが走る
大腿部神経痛 大腿部神経痛は、色々な原因で大腿部神経が刺激を受けてお尻から大腿部にかけて痛む
閉塞性動脈硬化症 閉塞性動脈硬化症は、足が冷たく感じられ、歩くとお尻や太ももの外側などが痛む、動脈硬化が原因となる
バージャー病 バージャー病は、足先が冷たく白っぽくなったり、歩くときに足にしびれるような痛みを感じる症状がある
血栓性静脈炎 血栓性静脈炎は、静脈に沿って皮膚が赤く腫れて痛み、足全体が痛むなどが現れ、ひどい場合は足がむくんで紫色になる
レイノー病 レイノー病は、指先や全身を冷やしたときなどに30分ほど指先が蒼白になり、冷感や痛みがおきる
糖尿病 糖尿病(とうにょうびょう)は、多尿、喉の渇き、体重減少、疲れやすいなどの症状がみられ、放置すると神経障害や視力障害がおこることもある
多発性筋炎
皮膚筋炎
多発性筋炎の初期症状は、発熱や発疹、関節痛、筋肉痛などを訴え、進行すると座れなくなり、しゃべったり、物を飲み込んだりするのが困難になる

急性化膿性筋炎

急性化膿性筋炎は、炎症の起こった部位が腫れ、しこりや圧痛があり、寒気、ふるえ、高熱を伴う
結節性多発性動脈炎 結節性多発性動脈炎は、発熱、体重減少、筋肉痛、関節痛、手足のしびれやけいれん、頭痛などがおこり、皮膚に盛り上がりのある丘疹やじんましん、紫斑などが現れる
知覚異常性大腿痛症 知覚異常性大腿痛症は、大腿外側面の神経痛で、腰部外傷その他知覚過敏、知覚麻痺などの症状が現れ、痛みの原発は腰椎関節症によることが多い
偏平足 偏平足は、足が疲れると土踏まずに痛みを感じる
骨の腫瘍 骨の腫瘍ができると、関節の近くなどに持続する痛みが生じ、痛みはしだいに強くなって腫れてくる

 

手足がしびれる

疑われる病気 主な症状
腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアは、腰痛、片側の坐骨神経痛が主な症状で、膝から足の親指にかけてしびれや痛みがあり、力がはいらなくなることもある
胸椎椎間板ヘルニア 胸椎椎間板ヘルニアは、胸部に椎間板ヘルニアが起こった場合は、肋間神経痛、足のしびれや痛み、排尿異常、便通異常などが現れる
頸椎椎間板ヘルニア 頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアは、首や背中の痛み、上肢の痛み、しびれ、脱力感などに伴って、肩にコリや痛みがおこることもある
脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、腰痛、下肢の痛みやしびれ感などがみられ、歩くと痛みやしびれ感があり、脱力感が強くなる
手根管症候群 手根管症候群は、親指から中指までのしびれ感が初期症状で、進行するとしびれが持続し、ものが掴めなくなる
糖尿病性神経障害 糖尿病性神経障害は、手足にしびれや痛みを生じ、進行すると、触覚・痛覚・温覚などの感覚がなくなる
薬物中毒 薬物中毒はある種の薬剤の本来の作用、副作用により指先に感覚異常が生じ、代表的なものに、有機リン・キノホルムがあり、キノホルムによる脊髄・視神経・末梢神経障害をスモンという
脊髄腫瘍 脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)の初期症状は、片側の手足の痛みやしびれ感、首や背中の痛みがあり、次いで運動障害、感覚障害、排尿困難、失禁などがおきる
妊娠の後期 妊娠の後期は、手にしびれがおこることがある

 

手足が震える

疑われる病気 主な症状
パーキンソン病 パーキンソン病は、動作が緩慢になり、手や足の震え、筋肉のこわばり、無表情、前屈姿勢、小刻み歩行などがおきる
バセドウ病 バセドウ病は、食欲が増進するにもかかわらず体重が減少し、脈が速くなって動悸を感じ、汗ばむ、疲れやすい、指のふるえや甲状腺の腫れ、眼球の突出などが現れる
尿毒症 尿毒症(にょうどくしょう)は、頭痛、貧血、体重減少、全身倦怠感、吐き気、色素沈着、呼吸困難、けいれんなどの症状がおきる
劇症肝炎 劇症肝炎は、全身倦怠感、発熱、黄疸、吐き気、腹痛、眠気などをおこし、黄疸が出ると症状が増強する
脊髄小脳変性症 脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうへんせいしょう)は、徐々に歩行障害がおこり、字が書けなくなり、話せなくなり、目がちらつく、無表情になるなどの症状がある
アルコール依存症 アルコール依存症は、アルコールを飲まないと手の震えや不眠、イライラ、発汗、幻覚などの禁断症状が現れる

 

手足が麻痺する

疑われる病気 主な症状
脳卒中 脳卒中は、ろれつが回らない、半身に力が入らない、半身のしびれや麻痺、めまい、ふらつき、激しい嘔吐、けいれん、意識障害などがおきる
慢性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしょう)は、脳と中枢神経を包む三枚の髄膜の内、最も外側にある強い膜と、その内側にあるくも膜の間で出血による頭痛、吐き気、嘔吐、麻痺、物忘れなどが現れ、壮年から老年の男性が多い
脳腫瘍 脳腫瘍(のうしゅよう)は、頭痛や吐き気、発熱、運動障害、言語障害、けいれんなどがある。
周期性四肢麻痺 周期性四肢麻痺は、手足に突然麻痺や脱力がおこり、運動不能になり、数時間から数日で回復するが再発する
多発性硬化症 多発性硬化症の初期症状は、視力障害、運動麻痺、知覚障害などで、次いで、腕のふるえ、歩行時の震え、言語障害、手足の麻痺がある
ギランバレー症候群 ギランバレー症候群は、手足の麻痺、しびれ感、痛みなどがみられ、胴体に近い筋肉の症状が重く、進行すると首や顔の筋肉にも麻痺が出る
ポリフィリン症 ポリフィリン症は、腹痛、吐き気、手足の脱力、皮膚炎などがみられる
脊髄炎 脊髄炎は、炎症を起こした部分から下の運動障害や感覚障害、尿や弁が出ないなどの症状がみられる
脊髄空洞症 脊髄空洞症は、手の脱力と筋肉の萎縮がおこり、熱さや痛みが感じにくくなり、進行すると、歩行障害が現れ、脊柱や足などが変形することも多い
筋萎縮性側索硬化症 筋萎縮性側索硬化症の初期症状は、手や足の脱力や運動障害などあり、進行すると舌が萎縮して喋ったり、物を飲み込んだりするのが困難になり手足全体が萎縮する
重症筋無力症 重症筋無力症は、まぶたが垂れ下がり、顎がだるくてものが噛めない、手足の疲れがひどいなどが初期症状で、徐々に筋肉が萎縮して呼吸困難を伴う
進行性筋ジストロフィー 進行性筋ジストロフィーは、転びやすい、階段の上り下がりが上手くできないなどが初期症状で、しだいに筋肉の脱力やふくらはぎの肥大がみられ歩行不能になる
筋緊張性ジストロフィー 筋緊張性ジストロフィーは、物を強く握ると急に手を開くことが出来ない、スムーズに歩き出せない、無表情、白内障、前頭部の若はげ、言語障害、ものが上手く呑み込めないなどの病状が現れる

 

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