喉や口の渇き・胸やけ・げっぷ・胃もたれの症状でみる病気

喉や口の渇きと胸やけ

やけに喉が乾いたり口が乾いたりする症状の場合は糖尿病などの病気の疑いがあります。また、胸やけやげっぷ・胃もたれがおきる症状にもそれぞれ病気の可能性があります。

症状による違い

喉の渇き・口の渇き

疑われる病気 主な症状
糖尿病 糖尿病(とうにょうびょう)は、多尿、喉の渇き、体重減少、疲れやすいなどの症状がみられ、放置すると神経障害や視力障害がおこることもある
慢性腎不全 慢性腎不全(じんふぜん)のうち急性腎不全は、乏尿または無尿になり、顔面や足のむくみ、吐き気、頭痛、紫斑などの症状が急激に現れる。一方、慢性腎不全はこれらの症状が数か月から数年にかけてゆっくり現れる
口内炎・胃腸疾患 口内炎や食道がん、食道狭窄、胃炎、胃潰瘍、胃がん、腸炎などで、食事摂取不能、嘔吐、下痢などによる喉や口の渇きを覚えることがある
尿崩症 尿崩症(にょうほうしょう)は、喉の渇き、多尿、多飲、皮膚の乾燥、全身倦怠感などがおきる
やけど やけどをすると、皮膚から水分を消失して脱水状態になる
急性腹膜炎
膵炎
急性腹膜炎(きゅうせいふくまくえん)は、突然、激しい腹痛がおこり、吐き気、嘔吐、喉の渇き、ふるえ、38度以上の発熱、頻脈がある
シェーグレン症候群 シェーグレン症候群は、涙や唾液が不足し、目の異物感、目のかすみ、目の痛み、喉の渇きや痛み、食べ物の味がかわる、物が飲み込みにくいなどがある
薬剤の服用 抗ヒスタミン剤、精神安定剤、催眠剤、自律神経遮断剤、アルコール、シンナーなどでめまいがおこる

 

胸やけ・げっぷ・胃もたれ

疑われる病気 主な症状
食道炎 食道炎(しょくどうえん)は、胸やけがしたり、食物を飲み込むときに胸骨の後が痛む
慢性胃炎 慢性胃炎は上腹部のもたれや胃の不快感などがあり、空腹時や食後に胃痛や吐き気がある
十二指腸潰瘍 十二指腸潰瘍は、みぞおちの痛み、胸やけ、出血、吐き気などで、痛みや空腹時や夜間に起こることが多い
胃酸過多症 胃酸過多症(いさんかたしょう)は、胃のもたれ、胸やけ、げっぷ、胃から酸がこみあげてくるなどの症状がある
食道裂孔ヘルニア 食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうへるにあ)は、胸やけ、胸痛、げっぷ、食物が飲み込みにくいなどの症状が現れ、症状は食後に起こりやすく、起き上がって歩くと症状が軽減する。
胆石症 胆石症(たんせきしょう)は、みぞおちから上腹部にかけて突然激しい痛みが起き、痛みは背中から肩まで広がり、吐き気、寒気、震えを伴うこともあり、脂肪の多い食事をした後に起こりやすい
胆のう炎 胆のう炎(たんのうえん)は、右上腹部の痛み、吐き気、腹部膨満感、下痢、便秘などがあり、疲労や過食によって症状が悪化して発熱することがある
空気嚥下症 空気嚥下症(くうきえんげしょう)は、お腹が張って苦しく、げっぷがでたり、腹痛を伴うこともあり、食物をよく噛まないで飲み込んだり唾液を飲み込む癖のある人が発症する
ノイローゼ 神経症は身体的に異常がないのに、精神的な原因によって精神や身体に様々な障害がおきる
拒食症 拒食症(きょしょくしょう)は、ダイエット願望から極度に食事制限をし体重が減り、ほとんど食べていないのに胸やけや胃のもたれ、げっぷなどがおこり、何も食べられなくなる
食道がん 食道がんの初期は無症状で、進行すると物が飲み込みづらく、飲み込んだときしみたりリ痛んだりする。また、食欲不振、吐き気などがみられる
胃がん 胃がんは、胃痛、上腹部の鈍痛、胸やけ、食欲不振、体重減少などが見られ、特有の自覚症状はなく、早期では症状が出ないことも多い
妊娠 妊娠してから5〜6週目からつわりが始まり、むかむかし、胃がもたれる、吐き気、嘔吐、胸やけ、げっぷなどがおきる

 

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